〜関東から新潟の下田郷へ。家族で過ごす田舎暮らしの魅力とは?〜

しただの人物

石田太志さん・紗枝子さんファミリー

Q1下田(しただ)に移住したきっかけは何ですか?
辞典:お二人が下田に住むことになったきっかけを教えてください。
太志「僕の後輩が下田地域の協力隊をやっていて、その後輩から声をかけられたのがきっかけです」
辞典「当時、現役の協力隊だった方からの紹介なんですね」
太志「そうですね、僕の特技であるフットバッグを活かして、下田のPRや活性化に繋がるんじゃないか、って考えました」
紗枝子「私は夫が協力隊の話を頂いた時に、一緒に協力隊になることを勧められました」
辞典「実際に下田に来てみた印象はどうでしたか?」
太志「最初、駅からかなり距離があるなぁ〜と思ったんですが、車で走っていると山も目の前にあって緑豊かだし、協力隊の拠点である旧荒沢小学校も廃校と言う割にはとても綺麗で環境が良いなと思いました。」
紗枝子「私は最初、下田には行かないで、夫の単身赴任のイメージでした」
太志「そうですね、お互い最初は家族で移住は想像してませんでしたね」
紗枝子「ただ、実際に下田に来てみたらビルがなくて、『空が広い!!』と衝撃を受けました」
太志「確かに、下田は空が広がっていてスカッとしてますね」
紗枝子「私は川が好きで、川も近いし、自然もあって広々しているし、この環境で子育てもありかも!と思いました」
紗枝子「自分自身もストレスなく過ごせそうだし、都会から環境を変えるのも楽しいかなと思い、今に至ります。」

Q2下田(しただ)でどんな活動をしていますか?
太志「下田の小学校でフットバッグの体験会や、自分の経験を通してキャリア教育などにも力を入れています。」
辞典「最近はフットバッグでギネスに挑戦し、見事に記録を更新しましたね。」
太志「ギネスもそうですが、僕がフットバッグで注目されることで、下田のPRにも繋がると思っているので、その面で下田に貢献したいと考えています。」
辞典「確かに、石田さんの活躍はテレビ、新聞、オンラインとメディアを問わず多く取り上げられていましたね。それに付随して下田の紹介もされていたので、下田在住の私としては、メディアで下田の名前を聞くたびに嬉しく感じました。」
太志「それしか出来ないと言うのもありますが(苦笑)」
辞典「いや、突出していて素晴らしいと思います。」
紗枝子「本当は新型コロナの影響がなければ、イベントやライブもやれたんですけど、なかなか、ねえ。」
辞典「新型コロナの影響がなければ、イベント関係はどんな所での出演を想定していましたか?」
太志「三条自体、お祭りやマルシェなどが非常に多いので、新型コロナが落ち着けば、そういった所には積極的に出演できればなと言うのはあります。」
紗枝子「あと、以前は、介護福祉施設などで運動がなかなか出来ない方へリハビリも兼ねてフットバッグを一緒にやっていたので、今の環境が落ち着けばそこにも力を入れたいですね。」
辞典「確かに、フットバッグはリハビリとしても有効ですよね。」
紗枝子「座ったまま出来たりするので、体験した方には非常に喜ばれていましたね。」
辞典「紗枝子さんの活動を教えてください。」
紗枝子「私は今現在、フットバッグのサポートですね。」
太志「PRだとか、そのために使用する写真、SNSなどは全部妻が担当しています。」

辞典「カッコイイ写真撮りますね。」
紗枝子「ありがとうございます。」
太志「オフラインの部分だけでなくて、オンラインを活用し外部に発信するためにも、写真やSNSなどが重要になっています。」
紗枝子「あとはお互いに記事や企画書の確認などをしていますね。」
辞典「それはかなり強みですね。」
太志「お互いに感覚が違うので、別の視点でブラッシュアップ出来るのはかなり助かっています。」
紗枝子「あと、下田のどこで写真を撮ると良いとかを調べたりしています。」
太志「正直、妻の方が気持ちの面で下田に貢献しているのではないかと思います(笑)」
紗枝子「私は日々、夫を使って下田をPRすることを考えています(笑)」
紗枝子「実際、今石田を追ってくれている皆さんに、SNSとかで下田の情報発信などを行っています。」
辞典「石田さんのファンってことは、県外の皆さんへPRできますね。」
紗枝子「今、石田の公式LINE@の限定企画で、毎月下田の名産品をプレゼントしています。」
太志「下田には、こくわカレーや下田米などの特産品が多くあるので、面白い企画を考えるなと思いました。」
紗枝子「募集も記事にするのですが、発送した後もSNSで発信することで下田をPRしています。」
紗枝子「今、実費でやっているので、もう少し充実したら協賛などで下田の企業さんと協力しながら進められると良いなと思っています。」
太志「協力してくださる企業さんにもメリットを感じてもらえる企画を作りたいと思います。」

毎日のトレーニングを欠かすことなく、日々フットバッグの練習に勤しむ太志さん。撮影は紗枝子さん。

紗枝子さんはフットバッグを広く普及するために、広報活動に関する撮影や文章作成など幅広く担当している。

Q3下田(しただ)に住んで良かったと思える出来事は?
紗枝子「息子が凄い活発になったし、走るようになりました。」
太志「あーそうだね、確かに。」
紗枝子「下田は自然豊かで遊べるところが多く、バスでいい湯らていさんの前に行ったり、公園や広場が多いので、週に何回も外遊びをしてくれていて、確実にアクティブになりました。」
太志「凄い、やんちゃになりましたね。良い意味で(笑)」
紗枝子「なんか凄い、開花した気がしますね(笑)」
太志「保育園の初日とかは、体育館に座り込んで動かなかった状態だったんですが、今は逆に公園などで走りまわってるくらいにアクティブになりましたね。」
紗枝子「前の保育園だと息子本人がブロック遊びとかが主で走りまわる事は少なかったですね。」
紗枝子「こっちに来てから一回も保育園行きたくないと言ってないです。」
太志「そうだね、前はちょくちょく休みたいって言ってたね。」
紗枝子「児童の数は少ないですが、逆にそこが利点で、全体でバス移動が容易だったり、学年関係なく遊び、仲良くなれるのが良い所だと思います。」
太志「僕はなんと言っても下田の自然が大好きで、昨日とかは快晴で運転していても景観を眺めていると心が落ち着いて良いなと感じます。」
辞典「そうですね、下田の景観の美しさは目を見張るものがありますね。」
太志「あとは、なかなか採れたての野菜とかを食べる機会もなかったので、下田は贅沢だなと感じています。」
紗枝子「道の駅も近いから、新鮮な地元のものが直ぐ手に入るのは魅力的ですね。」
太志「野菜やお米を、作った人からもらえると言うのは、結構特別なことだなと思います。」
辞典「やっぱり地の物は違います?」
太志「味はもちろんですが、気持ちを一緒に頂いているので嬉しいですね。」
辞典「下田の冬は雪が大変だと思うのですが、初めての下田の冬はどうでした?」
太志「ご近所さんが除雪をしてくれて、歩きやすいように綺麗にしてもらい助かりました。」
紗枝子「朝や帰り際、いつも助けてもらっていて感謝しかないです。」

Q4下田(しただ)のおすすめ(好きな所)を教えてください。
紗枝子「私は五十嵐川が大好きで、小さな魚がいてそれを飼ってました(笑)」
辞典「かじかですかね?」
紗枝子「網でバサッと獲れました。」
太志「えっ!?そうなんだ。」
紗枝子「もう、バサッと。あと子どもが水遊び大好きで、夏場はずっと入ってましたね。」
太志「僕は毎日のお昼が楽しみですね。」
辞典「おすすめの場所はありますか?」
太志「そば処山河さんと、生ホルモン焼じんろさんが大好きで、この二つをローテーションで通ってますね。」
辞典「せっかくなので、両店舗のオススメポイントをお聞きしたいのですが、まずは山河さんからお願いいたします。」
太志「山河さんは居心地の良さがずば抜けてて、大きな窓から見渡すことができる五十嵐川の景観と、店内が常に綺麗にされていること、あとは蕎麦の味が美味しいと言うことですね。」
辞典「山河さんのお蕎麦、美味しいですよね。私も通ってます。」
太志「普段旅行で行くような、希少価値の高いお蕎麦屋さんにリーズナブルに通えちゃう所が大好きですね。」
辞典「生ホルモン焼じんろさんのオススメポイントを教えてください。」
太志「じんろさんは何と言っても味とボリュームですね。」
紗枝子「職場のみんな大好きで、毎週通ってますね。」
太志「僕はじんろさんに行くとほぼほぼ唐揚げ定食をお願いするのですが、じんろさんの唐揚げは人生で1位になるくらいうまいです。」
紗枝子「あと、下田はどこに行っても混んでいないし、並ばなくて良いのでストレスが少ないです。」
太志「都心だとどこ行っても混んでるし、駐車場代もかかるので、その分下田は動きやすいし、時間を気にしなくても良いですね。」

紗枝子さんおすすめスポット「五十嵐川」での様子。川が澄んでいて、小魚など生き物との触れ合いが出来る。
太志さんおすすめの生ホルモン焼きじんろの唐揚げ。「人生で1位になるくらい旨い」と大絶賛。

Q5今後下田(しただ)でどの様な活動(生活)をしていきたいですか?
太志「活動で言うと、下田をより認知してもらうことが大事だと思うので、フットバッグを活用したイベント・メディアの出演などで伝えていけたらと思います。」
太志「生活に関しては、まだ知らない食べ物や場所があるので、積極的に下田地域で新たな発見をしていきたいと思います。」
辞典「下田にはキャンプ場があるのですが、キャンプの経験はありますか?」
太志「キャンプは今まで憧れだけで、主体でやったことがないので、今年は主体的にキャンプが出来れば良いなと思います。」
紗枝子「何年も前からキャンプやりたいって話してたのですが、何も揃えてなかったですね。」
辞典「CAPTAIN STAG®八木ヶ鼻オートキャンプ場さんで、キャンプ企画も良いかもしれないですね。」
太志「下田のPRにもなるので良いかもしれないですね。」
紗枝子「うちのNPOの移住支援班や教育班の皆さんと協力しながら進めると面白そうですね。」
太志「親子での参加も良いですし、アクティビティでフットバッグをやってもらっても良いですね。」
辞典「キャンプ用の食材を購入できる場所を紹介すると連携の幅が広がりそうですね。」
太志「フットバッグはもともとアウトドアのアクティビティで親しまれていたので、意義としては良いですね。」
紗枝子「まず来て頂かないと下田の魅力は伝わらないので、キャンプはきっかけづくりにもなりますね。」
辞典「紗枝子さんはいかがですか?」
紗枝子「私は引き続きサポートをしながら、新しい企画をどんどん考えていきたいですね。」
紗枝子「写真を撮るのが好きなので、写真を使ってアプローチしていきたいですね。」
辞典「写真撮るのが好きなんですね。」
紗枝子「仕事で夫を撮る機会が多くて、どんどん写真を撮るのが面白くなっていきましたね。」
辞典「他には何かありますか?」
紗枝子「私、ガンプラ作りが好きなので、プラモデル作りの企画とかもしてみたいですね。」
辞典「プラモデル作りは親子でも楽しめるし良いですね。」
紗枝子「あと自分ができることと考えたら、子どもの居る母親目線で物事をみれる事と、チャイルドマインダーと言う資格も持っているのでそれらも活かして何かしたいですね。」
辞典「イラストもお上手ですよね。」
紗枝子「ありがとうございます、イラストを使った缶バッジとかも作りたいですね(笑)」
辞典「最後にこの記事を読んでくださる方に一言ずつお願いいたします。」
紗枝子「まず来てもらいたいですね。ネットとかだと魅力は伝わりきらないので、実際に来て下田を体感してもらいたいです。」
太志「下田には魅力的な人、自然、物、場所があるので、是非下田に足を運んで体感してもらいたいと思います。」
辞典「石田太志さん、紗枝子さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。」
注)チャイルドマインダー:英国生まれの家庭保育に関してのスペシャリスト資格。様々な事情で子供をみることができない時間がある親などの依頼者にかわって、子供を自宅や訪問先で預かります。

石田太志(いしだたいし)
所属:NPOソーシャルファームさんじょう/地域おこし協力隊しただチーム
フットバッグの世界大会である「World Footbag Championships」にて2度優勝しアジア人初の世界一に。「Footbag US Open Championships」でも初出場、初優勝を達成。
また日本の全国大会でも優勝し、史上初の2カ国のチャンピオンにもなった。世界一とアメリカチャンピオン、日本チャンピオンに輝いた日本を代表するフットバッグプレイヤー。
現在日本でただ一人のプロフットバッグプレイヤーとしてメディア出演やパフォーマンス活動、
講演等も精力的に行っている。

石田紗枝子(いしださえこ)
所属:NPOソーシャルファームさんじょう/地域おこし協力隊しただチーム
横浜市で生まれ育つ。
趣味・特技は写真撮影で、写真を通じて下田をPRすることを日々模索している。野花や川が大好きで、どちらも手の届く環境にある下田での暮らしを満喫している。
休日は家族で花を植えたり、近くの川へ遊びに行くなど、自然と触れ合う田舎ならではの楽しみ方を見出している。
現在、子育てと仕事の両立に奮闘中。

世界一のプロフットバッグプレイヤー「石田太志」のオフィシャルサイト
https://taishiishida.net
しただ辞典

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