Interview 大竹 啓五

しただの人物

このページではしただで活躍し、しただを愛する人々がどの様な考えを持ち、地域に貢献しているかをご紹介いたします。

越後長野温泉「嵐渓荘」代表取締役 大竹 啓五

大正から続く老舗旅館の伝統を守る一方で、新しい事を柔軟に受け入れて進化する「おもてなし」を提供している。

Q1. あなたが伝えたい下田愛は?

下田は「生まれて死ぬ所。」

私は下田に「腑抜け」にされているなと感じます。下田は大雪も降り、大変だけれど四季があり、毎年同じ事の繰り返しだけど、それが心地良い。縁がありこの家に生まれ、途中何年か外に出る事もあったけど、下田に居ようと思い帰ってきました。

自分のポジションを理解した上で、地元に根を張って生きていきたい。成長しないのは「悪」だという風潮もあるけど、今の環境を敢えて受け入れ流されて、下田で死にたい。ここに生まれ育ったが故に、ここにい続けても良いかなと。そんな自分を肯定したいです。

Q2. 下田での活動を教えて下さい。

温泉旅館継続の努力× 地元の活力づくり

私は温泉旅館とリンクする形で地元の活力づくりをしています。「人」が誰も居なくなれば、働く「人」も居なくなる。旅館業も「人」が居なければ続けられません。

また、訪れるお客さんも、そこで触れ合う「人」がいるからやって来る。自然や食べ物を求める、あるいは田んぼで作業をする風景を眺めて良いなと感じるのもそこに「人」が居るから成り立っています。

縄文時代からこの土地に続いてきた「人」の営なみをなくしたくないと思います。何か方法があるはずです。

Q3. 下田のオススメを教えて下さい。

下田には、とにかく歴史が詰まっている。

まず、雨生ヶ池(まごいがいけ)ですが「しただふるさと祭り」の神事に使用する為の水汲みに何度も参加しています。

朝早くに毎年隊をなして、徒歩30分ほどかけて行くんですが、到着した景色は、ブナの原生林に囲まれ美しいです。

続いて「八木ヶ鼻」ですが、ここは想像以上に高い可能性を秘めていると感じます。例えば岩肌を活かしてプロジェクトマッピングや影絵を仕掛けたり、山道を切り開き、「岩肌に〝直接〟触れるパワースポット」を作ったりなど、厳かな岩山は大きな自然のキャンパスです。

秘境吉ヶ平にある雨生ヶ池。しただふるさと祭りのテーマにもなっている池の主(大蛇)と名主の娘の恋物語伝説を今に残している。
強い印象を持つ「八木ヶ鼻」は時折神々しい姿をみせる。四季により移り変わる姿も多くの人の心を魅了する。

越後長野温泉 嵐渓荘(らんけいそう)
〒955-0132 新潟県三条市長野1450
TEL 0256-47-2211
FAX 0256-47-2216
http://www.rankei.com/
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